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事前の設定とユースチスの偽名の苗字が変わっていますが、深い意味はありません。
ただこっちの方が似合うと思ったからです。
由来はトカゲ怪人トカゲロンの本名の野本健さんです。



これまでのあらすじ
ハルヒの力により、現実世界に現れた『ナルニア国物語』の登場人物たち。
長門の協力の下こちらの世界で暮らすことになったが、
エドマンド(偽名:北見青侍)が超能力者ではないかとハルヒが疑いだし、
エドマンドが所属するラグビー部の試合を見に来たのだが・・・。

参照:プロローグ http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/301/
   第一話   http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/308/
   第二話   http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/317/
   第三話   http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/334/
   第四話   http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/346/



「あ、キョンさん、長門さん、朝比奈さんに古泉さんだ!」
噂をすればなんとやら。応援に来ていたルーシィ本人がやってきてしまったようだ。
「あ、ルカちゃん!」
谷口が早速声をかける。ルーシィにしてもお前はお呼びでないと思うが。
隣の席に座っていたユースチスとジルも俺たちを見つけてこっちに来た。
こいつはエドマンドの妹だし応援に来てて当然だから谷口達がいたときよりは驚かなかった。
「わざわざ兄の応援に来てくれたんですか。ありがとうございます。」
いや、そこまで深々と頭を下げなくても。
「なんだ、有希だけじゃなくて、みんなも天才児の妹の知り合いだったわけ?だったら早く言いなさいよ!」
ハルヒが言った。確かに、あの時は何となく黙っていたが、知り合いってことはいずればれるんだろうから言えばよかったか・・・?
「えーと、キョンさんの知り合いですか?」
ルーシィがハルヒに訊いた。
「ああ、私はね、SOS団――世界を面白くする涼宮ハルヒの団の団長、涼宮ハルヒ。よろしくね。」
ハルヒは団長と書かれた腕章を見せつけながら言った。
それを聞いたルーシィは、
「えっ・・・涼宮さんって普通の人・・・ですね。」
とんでもないことを言った。「どんな奴だと思っていたんだ」とツッコミを入れそうになったが、
ハルヒのとんでもない肩書きを先に知らされた上で、
(思考回路がかなり特殊とは言えど)ごく普通の女子高生を見せられても、
『涼宮ハルヒ』のイメージとは結びつかなくて当然だ。
ましてや、ルーシィ達は王道ファンタジーの世界からやってきたらしいし、
もっとメルヘンチックな神様でも期待していたんだろう。
 ユースチスに軽くひじでわき腹をつかれてルーシィは我に返った。
「あ、なんでもありません! 私は北見ルカって言います。よろしくお願いします。」
あわててその場を取り繕ってこのような内容の自己紹介をした。
実際どのように言ったかは、慌てすぎと咬みすぎで文章化出来ないからこの辺で勘弁してくれ。
「僕は彼女の従兄で、野本祐といいます。以後お見知りおきを。」
ユースチスは割りと落ち着いて自己紹介した。野本祐というのはもちろん彼の偽名。
中学生のくせにやたら格式ばった言い方だ。
大人のマナーは重要な事だとは思うが、この年でそんな自己紹介をされるとかわいげがなくなるだけだな。
「私は寿樹里。一応、そこのユース……じゃない、祐君の彼女みたいな感じです。よろしくお願いします。」
ジルの自己紹介。言わずもがなだが寿樹里というのは彼女の偽名だ。
こっちの方がだいぶフランクで年下らしい自己紹介である。
少なくとも、ハルヒ受けはこっちの方がマシだと思う。
それこそナルニア国からやってきたことを正直に洗いざらい話せば
話し方云々に関わらず「ハルヒ受けのいい自己紹介」が出来そうだが、
それは俺が困るのでやめてもらいたい。
というか、付き合ってたのかユースチスとジルは。
児童文学なのに中学一年生が付き合うとはいかがなものだろうか。
「あら、北見君ってイギリスからの転校生でしょ?
妹のルカちゃんはともかく、なんで従兄やその彼女までいるのよ。
それに、なんで苗字が違うの?」
ハルヒが訊いた。
しかし、俺たちは冷静だった。
なんらかの形でいずれ誰かから聞かれるだろうから、
ちゃんと長門が対策を考えてくれていたからだ。
「僕の父、青侍君とルカちゃんの父、樹里の父の三人は大学時代の親友で、
三人でイギリスに留学した際にそれぞれ現地の女性と結婚しました。
僕の父と青侍君たちの父が結婚した相手が姉妹だったわけです。
ところが、最近イギリスでは大規模なテロが相次いでおり、
父が僕たちがイギリスで暮らすのは危険と判断したので
とりあえず僕たち四人は父たちの大学時代の知人ににほんで世話をしてもらう事になったわけです。」
いや、暗記力はさすがだが思い出すのに集中しすぎて棒読みになってるぞ、ユースチス。
そんな口調に気づいたのか、ハルヒは怪訝そうな顔をしていたが、
全ては国木田の
「世の中にはいろんな事情を抱えた人がいるんだね。」
と言う発言でうやむやになった。
あの不自然な設定を完全に信じ込む国木田に今回だけは感謝したい。



うーん、ユースチスの言い訳は力技だなあ・・・。
ってか、ここの所大きな進展ないですね。
もたついててすみません。

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1990年09月11日
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1990/ 09/ 11
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東京都
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学生
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某大根が名物の区のKで始まる駅でこんぶ君の擬人化みたいな人を見つけたら、そいつがグレーです。
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