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なんでしょうね、このサブタイトル(苦笑)



これまでのあらすじ
文芸部の活動実績を残すため、SOS団が書評本を書くことに。
ようやく完成し、ハルヒが書評本を提出。
先に帰ることになった他の四人だったが、彼らが校門の前まで来た時、
校庭のど真ん中に4人の人が降ってきた!

参照:プロローグ http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/301/




「涼宮ハルヒが発信元と思われるジャンク情報が観測された。」長門が淡々と述べた。
そりゃそうだよな。校舎近くならともかく、校庭のど真ん中に人が降ってきたって事は、何もない空中から降ってきたんだろうし、ハルヒが関係していないはずがないよ・・・。
「ってことは、閉鎖空間から戻ってきたお前の仲間か?」俺は古泉に訊いた。
「いえ。涼宮さんは今、努力の結晶である書評本が完成して機嫌がいいはずなので閉鎖空間が出現するはずがないですし、万が一出現していても、こんなに近くなのに僕に連絡が入らないはずがないでしょう。」
それもそうだ。
しばらく俺たちが考え込んでいると、はっと気がついたように朝比奈さんが言った。
「――それより、この人たち、大丈夫なんですか?」
「大丈夫。命に別状はない。気絶しているだけ。」間髪いれずに長門が答えた。
でも、さすがに校庭で寝かせておくわけにはいかないしなあ・・・。
とりあえず、保健室に運んでおくか。――って、俺と古泉で一人ずつ運ぶとしても、長門と朝比奈さんは二人で協力して一人が限界だよな・・・。
俺が悩んでいると、超好都合なタイミングで谷口が通りかかった。
「よお、キョン。これから帰んのか?ってなんだよ、その人たち!」
面白いくらい予想通りの反応を示す谷口。
「谷口! 丁度いいところに来たな!」
「実はですね。先ほどここを通りかかったら、この四人が倒れていたんですよ。」
「ここに放っておくわけにはいかない。」
「お願いです。保健室まで運ぶのを手伝ってください!」
順に、俺、古泉、長門、朝比奈さんが頼んだ。
谷口は最初は困惑していたが、すぐにOKしてくれた。まあ、こいつが朝比奈さんと長門に一緒に頼まれて断るはずがないが。

俺達は4人を保健室に運んだ。運良く・・・と言うか、もう結構放課後遅いので当たり前だが、4人が空から降ってきてから、保管室に4人を運ぶまで谷口以外の誰にも会わなかった。
保健の先生はもう帰った後だったが、先生が鍵を掛け忘れたのかドアは開いていた。
谷口は用事があるとかですぐに帰ったが、俺たちは特に用事もないし、このまま放っておくわけにも行かないし、保健室で4人が気がつくのを待つ事にした。

ただでさえ人が4人倒れているのに、ほとんど人がいない放課後の学校だ。
やっぱり沈黙が重くのしかかる。

「歳は4人とも中学生ぐらいですね。」
古泉が助け舟を出した。
そういえばあわてていて4人の顔をよく見ていなかったことに気がつき、俺も4人の顔を眺める。
「えーと、そっち側に寝ている2人は金髪だけど、染めてはなさそうね。」
俺の前に寝ている男の子と、その隣の、古泉の前のベッドで寝ている女の子を見て朝比奈さんが言った。
確かに、金髪の二人も、朝比奈さんの前で寝ている黒髪の女の子もどこか西洋系の顔立ちだな。
「って事は外人か? この状況を英語で説明しろって言われても俺には無理だぞ。」
俺は言った。
「この状況を説明するのは日本語でも難しいですね。」
小泉が苦笑した。なんだかムカつくタイミングだが、言っている事は間違っていない。
ちなみに、長門は普段部室で本を呼んでいるときと変わらない調子で、黙って目の前に居る(唯一どう見ても日本人にしか見えない顔立ちの)眼鏡をかけた男の子の顔を見つめていた。
こいつだけは、さっきの沈黙がどれだけ長く続こうと平気だっただろうな。

その時。
俺の前のベッドで寝ている金髪の男の子の手がピクッと動いた。
「う・・・うーん・・・。あれ、ここは・・・?」
どうやら気がついたみたいだ。気がついたことと、流暢な日本語をしゃべった事で俺は二重にほっとした。
「大丈夫?怪我はない?」
朝比奈さんが駆け寄る。その姿は、なんだかすごく白衣の天使らしかった。少なくともちょっと前に、まったくナースと関係ない部室でハルヒに無理矢理ナースのコスプレをさせられていた時より白衣の天使らしいぞ。
「ああ、何とか大丈夫・・・。」
「う・・・っ。あ・・・兄貴? あれ・・・私・・・?」
「・・・全く、頭に響く。静かにしてくれないか。」
「み・・・みんな大丈夫なの?」
黒髪の女の子、日本人にしか見えない男の子、金髪の女の子も目を覚ました。
「ところで、あなた達は・・・?」
古泉が訊いた。すっかり忘れていたが、そういえば彼らが何者か、まだ知らなかったな。
「ああ。俺は、エドマンド・ペベンシー!」
「私はルーシィ。ルーシィ・ペベンシーよ。」
「僕はユースチス・スクラブ。」
「あたし、ジル・ポール。」
順に、金髪の男の子、黒髪の女の子、どう見ても日本人の男の子、金髪の女の子が名乗った。
これが、これから意外と長い付き合いになってしまう4人と俺たちの出会いだった。




いよいよナルニアキャラ本当の意味で登場ですかね?
ユースチスがアジア顔というのは単に私の願望です(苦笑)

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校門の来るんだけ
校門の来るんだけど、よくわかんないよね♪
BlogPetのころろん URL 2007/07/07(Sat)14:41 編集
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1990年09月11日
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1990/ 09/ 11
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東京都
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学生
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某大根が名物の区のKで始まる駅でこんぶ君の擬人化みたいな人を見つけたら、そいつがグレーです。
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