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やっと二話目かけました。


これまでのあらすじ
文芸部の活動実績を残すため、SOS団が書評本を書くことに。
ようやく完成し、ハルヒが書評本を提出。
先に帰ることになった他の四人だったが、彼らが校門の前まで来た時、
校庭のど真ん中に4人の人が降ってきた!
そして、その四人はそれぞれルーシィ・エドマンド・ユースチス・ジルと名乗った。

参照:プロローグ http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/301/
   第一話   http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/308/




エドマンド、ルーシィ、ユースチス、ジル・・・どこかで聞いたような名前だな・・・。
俺は何とか思い出そうとした。いや、別にこいつらの名前に何の聞き覚えがあったかなんてこの時点ではそんな重要な事だと思ってなかったさ。
ただ、どこかで聞き覚えのある言葉をどこで聞いたのか思い出せないと何となくすっきりしないから、思い出そうとしただけだ。
えーと、映画俳優でもないし、中学時代のALTの先生でもないし・・・。

30秒ぐらいの間が空いて、俺はピンと来た。
ハルヒが読んでいた「ナルニア国物語」の登場人物だ!
俺は内容こそ読読む前に挫折したものの、前書きにかいてあったので主な登場人物の名前は知っていた。
以前の俺だったらただの偶然で済ませてしまうところだったが、
今この保健室にはすでに宇宙人と未来人と超能力者がいるってこともあるし、
俺は一応訊いてみた。

「あの・・・、もしかして『ナルニア国』の・・・?」

「ああ、何だ知ってんのかよ!」エドマンドと名乗った金髪少年がすっかり元気を取り戻した笑顔で言った。
・・・頭が痛くなってきた。
「キョン君・・・?ナルニア国って涼宮さんが読んでた本でしょ?どういうことなの?」朝比奈さんが俺に尋ねた。
どういうことなのか俺のほうが聞きたい。ただ、どうやらハルヒは宇宙人と未来人と超能力者の次は、どうやら本の登場人物を呼び寄せてしまったようだ。
「いつもの事でしょう。涼宮さんが『ナルニア国物語』という本を面白いと思い、その登場人物が現実にいてほしいと願った結果、彼らがここに現れたんです。」古泉が詳しい説明を補足した。大方そんなことはわかってるけどな。
「彼らを呼び出すために涼宮ハルヒは無意識に能力を使った。それがさっきのジャンク情報の原因。」長門が小さな声で言った。
「あの、さっきから何の話を・・・?」どうやら『ナルニア国物語』の登場人物のジルであるらしい女の子が質問した。
そうだよな。初めて聞くヤツには何の話かわからないよな。
普段だったら適当に言い訳をしてごまかす所だが、
『ナルニア国物語』はファンタジーらしいから、その登場人物相手なら詳しく説明しても頭がおかしいとか思われる心配はなさそうだし、俺は事情をありのままに話した。

「ちょっと待った。そんな事を突然聞かされて信用できると思いますか!?」
ユースチスとかいうやつが説明を聞いて言った。俺からしてみればお前がユースチスである事が信用できないんだが。
「じゃあ、信用しないとしたらどうやってこの状況説明するのよ!」ジルが言い返す。今の突拍子もない説明を信じるやつは信じるやつでまた珍しい。
「ふ、二人ともとりあえず落ち着こうよぉ・・・。」ルーシィが慌てて仲裁に入る。

「とりあえず、お前らの説明を信じるとしてだ。重要なのは俺らがこれからどうしたらいいかだな。」エドマンドが言った。
そういえば、こいつら、どうすればいいんだ・・・?
「そうですね・・・。少なくとも、涼宮さんにバレたらまずいのは確かでしょう。それこそ、いろいろな小説の登場人物が現実に現れてしまうなんて事態になりかねませんし・・・。」
古泉が言った。
しかし、突如現れた外国人四人組の存在に、あのハルヒが気づかないはずがないよな・・・。
「私や朝倉のように、情報操作で転入した事にすれば大丈夫。問題ない。」
と、長門。って、お前サイドからすれば、ハルヒがこの四人に気づいてくれた方が好都合なんじゃないのか?
随分と情報爆発の観測とやらがはかどると思うが。
「駄目。涼宮ハルヒが今までに読んだフィクションの数は未知数。それら全てが実体化すると、予想される情報爆発の規模が大きすぎる。危険すぎる。」
まあ、俺だってさすがにハルヒが今までに読んだ小説の登場人物が全員実体化したりすることは望まないけどな。
「とりあえず、よかったですね、行く場所が見つかって。」
朝比奈さんが安心したような表情で言った。
「えーと、まだ何だか良くわからないけど、ありがとうございます。」
ルーシィが言った。なんだかわからないのはこっちも一緒だ。全く。

さて。こんなわけで、彼らは俺たちと同じ町で暮らすことになった。
さすがに本名じゃ危なっかしいから俺達で協力して偽名を考えてやったけどな。
住む場所はとりあえず、4人とも長門と同じアパートになったようだ。
この間まで朝倉が住んでいた部屋はもちろん、まだ空き部屋が結構あるらしい。

そうそう、運良く彼らが空から降ってきたのは誰にも目撃されなかったようだ。
降ってきた音にまで気づかないのは不自然じゃないかと思い、後日それとなく谷口に訊いてみたところ、
先生に書評本を提出し終わって上機嫌なハルヒが大声で歌っていたから、
そとで多少音がしても誰も気付かなかったんじゃないかという返事が返ってきた。
普通に考えればハタ迷惑なヤツだが、今回はそのハタ迷惑のおかげでだいぶ助かったな。
谷口も特に四人が倒れてた理由までは気にしてないみたいだ。
こいつが単純なヤツでよかった。

これでもうあのナルニア国物語の登場人物四人と関わることもないだろうな。
もう少しあいつらと話してみたかったが、一応、一件落着って事か。

――そう思ったのもつかの間、二週間後、ハルヒによって俺は強制的に、また彼らと関わらなくてはならない事になるのだった――。



エドマンドは敬語使えません。
これで、状況説明が終わって次回から本格的にストーリーに入れるかな。
早く遊戯王キャラ出したい。
でも、そこに至るまでに書かなきゃならない経緯が4ストーリーぐらいあるからいつになるか不明です。

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