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久々の更新です;



これまでのあらすじ
文芸部の活動実績を残すため、SOS団が書評本を書くことに。
ようやく完成し、ハルヒが書評本を提出。
その時空から降ってきたのは、『ナルニア国物語』の登場人物達。
彼らは長門の協力の下、キョン達と同じ町に住む事になった。

参照:プロローグ http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/301/
   第一話   http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/308/
   第二話   http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/317/




ナルニア国物語の登場人物たちが、突然空から降ってきてからしばらくした木曜日。
ついこの間等分倉庫にされる事を免れた部室に、ハルヒが満面の笑みを浮かべてあらわれた。
ハルヒが笑顔を浮かべて部室に現れる時は大体とんでもないことを思いついたときだが、満面の笑みということはさらにとんでもないことを思いついたと考えてよいのだろうか。
そして、ハルヒは部室に入るなり部室にいる全員(と、言ってもまだ朝比奈さんと古泉はきていないから俺と長門だけだが)に聞こえることのためだけにはあまりに大きすぎる声でこう言った。

「聞いて!ついに超能力者を見つけたのよ!」

ああ。ついにばれたか。古泉。
これが俺の最初の感想だった。
「え?何でそこで古泉君が出てくるのよ!そうじゃなくて、東中の転校生よ。」
ハルヒは憤慨したような顔で言った。古泉じゃなかったのかよ。
で、お前は何でそいつが超能力者だと思ったんだ?
まさか、また『転校生だから』って理由じゃないだろうな。
「それだけじゃないのよ! その子がね、何でもできる天才なのよ!転入早々ラグビー部に入部して、先週の練習試合でMVPになっちゃうし、中学模擬裁判大会も優勝候補だし、シャーロック・ホームズの事件の概要は全部暗記してるって言うし、時刻表検定博士まで持ってるのよ?」
『それだけじゃない』ってことは、転入生であることも勘定に入ってるって事か。
まあ、転入生である事を除いてもそいつが凄いことに変わりはないし、
超能力者――は、飛躍しすぎにしろ、何かしら秘密があると思うのも無理ないよな。
「でしょでしょ! やっぱり何かあるに違いないわ! 北見青侍君!」
そうか。その天才少年、北見青侍って言うのか・・・。って、ちょっと待てよ!
北見青侍って、俺らが考えたエドマンドの偽名だ!
まさか、ばれたりしないよな・・・。
俺は無言で長門に助けを求める視線を送った。
長門はかすかに俺のほうを見上げ、再び目線を本に戻した。
どうやら、長門にもどうなるか解からないらしいな。
まあ、俺だけじゃなくて、長門も、それに今ここにいない朝比奈さんや古泉もフォローしてくれるだろうからそんなに心配はいらない・・・と思いたいな。

そういえば、長門の顔を見て思い出したんだが、何で北見青侍が超能力者だと思ったんだ?
宇宙人や未来人って選択肢もあるだろ?
「確かに、その可能性もあるけど、宇宙人だったら地球人に正体がばれたら大変かもしれないじゃない。
もっとおとなしく目立たなくしてると思うのよね。」
なるほど。理由が地球人に正体がばれたら大変かもしれないからという理由かどうかはともかく、
確かに実際宇宙人である長門はおとなしくて目立たないよな。
「未来人だったら、一応私達と同じ人間に変わりないんだから、体力面ではそう変わらないでしょ?
だったらさすがにラグビー部のMVPは無理なんじゃないかしら?」
俺は以前ハルヒの千本ノックを前にうずくまっていた朝比奈さんを思い起こした。
確かに体力面ではそう変わらない――というか、朝比奈さんは現代人の俺から見て、守ってあげたくなるぐらいか弱い。
両方とも確かに宇宙人や未来人がいるという前提で話を聞けば的を射ているし、実際に当たってるよな。
もしかして、長門の性格や朝比奈さんの運動神経にまで影響及ぼしてるんじゃないだろうな。コイツ。

「とにかく!実際に会って確かめるから、キョン、その北見君に明日ここに来るように言ってきなさい!」
ハルヒが俺に命令した。おかげで俺はハルヒが俺のこうして考えている思考まで支配しているという結論に至りそうな仮定を考える事から逃れる事が出来たわけだが、何でこういう役回りはいつも俺なんだ。
結構東中って遠いんだぜ?
と、思っていると、長門が助け舟を出した。
「私が行く。北見青侍とは同じアパートだから。」
そうだ、すっかり忘れてた。同じアパートだったよな。
「そうなの? あなた、確か転校した朝倉涼子とも同じアパートだったわよね。世間って結構せまいのね。」
ハルヒはあまりその事実に関心を示さず、長門に情報伝達を頼んだ。

そして、その翌日。エドマンドは部室に約束どおりやってきた。



エドマンドの多芸ぶりはリアルにいたら超能力者と誤解されてもしょうがないと思います。
特に小学校最高学年でロンドン駅の時刻表丸暗記は異常(笑)
ラグビーは「やってる」って設定だけで強いのかどうかわからなかったけど、
最終巻で出てきた骨折試合(どんな略し方だ)時期的に決勝戦だし、
強い方が楽しいから強くしちゃいました。

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1990年09月11日
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1990/ 09/ 11
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某大根が名物の区のKで始まる駅でこんぶ君の擬人化みたいな人を見つけたら、そいつがグレーです。
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