涼宮国物語 第七話 ～エドマンド・ペベンシーの熱戦

やっとこさ七話完成です。

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これまでのあらすじ
ハルヒの力により、現実世界に現れた『ナルニア国物語』の登場人物たち。
長門の協力の下こちらの世界で暮らすことになったが、
エドマンド（偽名：北見青侍）が超能力者ではないかとハルヒが疑いだし、
エドマンドが所属するラグビー部の試合を見に行くことになったのだが、そこで谷口、国木田、鶴屋さんと遭遇して……。

参照：プロローグ　http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/301/
　　　第一話　　　http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/308/
　　　第二話　　　http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/317/
　　　第三話　　　http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/334/
　　　第四話　　　http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/346/
　　　第五話　　　http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/355/
　　　第六話　　　http://graydelouis.blog.shinobi.jp/Entry/375/

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　その時、放送が流れた。
「さて、ついに始まります中学ラグビー地区大会決勝戦！両チームの入場です！
まずは、東中アパタイツから。」
　一番から順に選手が入場してくる。
ヘルメットをかぶっているので全員顔がわからない。
あ、あの３番の小太りで背の高いヤツが西瓜太郎か。
それにしても、他の連中に比べてエドマンドは小柄だな。
一年だししょうがないって言えばしょうがないが、一応外人だろ？
敵チームの紹介が始まった。向こうの方がこっちより一回り背が高い連中がそろっている。

　入場が終わり、実況が適当に試合を盛り上げるような事を言った後、ホイッスルがなり、試合が始まった。
東中チームが先攻らしい。
キックオフ。ボールは９番の選手に渡る。エドマンドにマークが集中しているってことは、
やっぱり練習試合ＭＶＰってのは本当だったのか。
「いや、ほとんど助っ人部員なんだから、正式な部員にマークが集中するのよ。」
ジルが言った。
これ、地区大会の決勝戦だろ？　何でそんなレベルまでほとんど助っ人部員の部活が上がってきてるんだよ。
「どこの学校もスポーツ好きはほとんど野球部とサッカー部に流れますから……。」
と、ユースチスが補足説明したが、試合を見ていると、ほとんど助っ人部員の東中チームがここまで勝ち抜いてきた理由が他校も助っ人部員だらけというわけじゃないことが解かった。
　圧倒的に正式な部員が強い。助っ人部員の実力を補って余りあるどころの騒ぎじゃない。
一回相手チームの４番にボールがわたってしまったが、即３番の西瓜がタックルで奪いに行った。しかし、その速さが半端じゃない。敵味方入り乱れるフィールド上で、俺の学年の最高記録なんか軽々しのぐスピードだからな。こいつ、本当に中学生か？
そしてボールは再び９番にわたり、続いて１０番。キックもかなり正確だ。助っ人部員、立ってるだけだな。
ゴール手前で相手チームの１番にボールを奪われるも、東中側の１番が再びボールを奪い、そこから１１番エドマンドにパス。そのままゴールラインを超え、地面にボールをつけた。
「あのプレーはトライと言って、北見君のチームに５点が加算されます。」
古泉が解説をはさんだ。と、同時に得点番の東中チームの得点が５に変わる。つまり、先制点を取ったってことだよな。
「それだけではありませんよ。北見君のチームにはゴールキックの権利が与えられ、成功すればさらに二点の追加得点があります。」
意外とややこしいルールなんだな。もっと単純なものかと思っていたが。
　ゴールキックもエドマンドがした。エドマンドが蹴ったボールは見事にゴールポストの棒のど真ん中を突き抜けていく。ホイッスルが軽やかに鳴り、得点ボードの５が７に変わり、歓声がフィールドを包んだ。

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このごろ更新もストーリーも停滞気味ですね・・・。
一応努力はしているんですけど・・・。